作詞・作曲 AKIRA
「メメントモリ」（死を想え）Key-G
1
G D C G Em Bm Am D7
人はみんな生まれたときに死刑宣告を受ける
G. D. C G EmBm D7 G
一日一歩 三日で三歩 死刑台へと行進する
生きていればつらいことや 死にたくなるときもある
いそがないで 死にいそがないで いつか必ず死ねるから
G D. C. G
メメントモリ 死を見つめることは
Em Bm A7. D7
メメントモリ 生を見つめることだ
G D. C. G. Em Bm Am D7 G
明日死ぬならきみはどう生きる？ それを今日から生きてみよう
2
死んでしまえ 逝ってしまえ 悪意の矢が降りそそぐ
もううんざりだ もうこりごりだ ぼくはいらない人間だ
きみを守る人たちがいた 親や家族や仲間が
傷つけないで 悲しませないで 愛を受けとること恐れないで
メメントモリ 死を見つめることは
メメントモリ 生を見つめることだ
明日死ぬならきみはどう生きる？ それを今日から生きてみよう
明日死ぬならきみはどう生きる？ それを今から生きてみよう
「メメントモリ」はラテン語で「死を想え」。
2つの選択「ヴァニタス」生とは空しい。 「カルペ・ディエム」今を楽しめ
「死を忘れた文明」といわれる近代は、この生死という根本課題から目をそらし、死をもっぱら忌むべきも のとして、日陰者の位置に追い込んでしまったのでありま す。近代人にとって死とは、単なる生の欠如・空白状態にす ぎず、生が善であるなら死は悪、生が有で死が無、生が条理 で死が不条理、生が明で死が暗、等々と、ことごとに死はマ イナス・イメージを割り振られてきました。
その結果、現代人は死の側から手痛いしっぺ返しを受け ているようであります。今世紀が、ブレジンスキー博士の 言う「メガ・デス(大量死)の世紀」となったことは、皮肉に も「死を忘れた文明」の帰結であったとはいえないでしょ うか。
近年、脳死や尊厳死、ホスピス、葬儀の在り方、また、キュー ブラー・ロス女史による「臨死医学」の研究などの関心の高 まりは、等しく死の意味の、のっぴきならない問い直しを迫っ ているように思えてなりません。やっと現代文明は、大き な思い違いに気づこうとしているようです。
死は単なる生の欠如ではなく、生と並んで、一つの全体 を構成する不可欠の要素なのであります。その全体とは「生 命」であり、生き方としての「文化」であります。ゆえに、死 を排除するのではなく、死を凝視し、正しく位置づけてい く生命観、生死観、文化観の確立こそ、21世紀の最大の課 題となってくると私は思います。池田大作
